ドーナツ流行ってるんだ、と気づかせてくれたこの表紙。
この夏、ソフトクリームに次いで、なぜかドーナツを食べまくった私。
知らぬ間に流行りに乗せられてたのか?
何はともあれ『BRUTUS』、買わずにいられませんでした。
日本全国のこだわりのドーナツショップの、眺めるだけでうっとりな紹介記事、ミスドの特集ページ、韓国とニューヨークの最新ドーナツ事情など、読み応えたっぷり。
エッセイや、音楽・文学といったカルチャーに絡めたウンチク記事もちびちび楽しく読んでます。
そういえば、ドーナツの描写が印象的だった作品あったなあ。
私にとっては、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』、アメリカのTVドラマ『ツイン・ピークス』、絵本『バムとケロのにちようび』が三大ドーナツ作品。
バムとケロのマネして、息子と二人で大皿に山盛りのドーナツを揚げたこともありましたっけ・・・10年以上前の、こっぱずかしいメルヘンな思い出です。
最近はというと、チェーンのコーヒーショップでドーナツを食べることが多いです。
なんと言っても種類が多すぎないのがいいんです。
コーヒーショップには、本を読むために入ることが殆どなので(まれに友人と主婦トーク)、読書の供に2、3種類の中からサクッと選べるくらいの存在感が、私には好ましいです。
よく食べるのは、スタバとタリーズのドーナツ。
生地の中心にチョコクリームが注入されてるニクいヤツ。
スタバのドーナツ生地は、ちょっと粉っぽくてもっさりしています。
素っ気ないと言っていいくらいの味わい。
でもそれが、どストレートに甘いチョコやらキャラメルやらの衣を着た途端、最高のコーヒーの供に。
ひと口かじってはコーヒーをすすり、本や漫画のページをめくる。
この幸せな繰り返しが長めに続く、大ぶりなサイズも私には魅力。
ではタリーズは?
スタバに比べると小さめながら、生地の好みだけでいうとタリーズに軍配を上げたい。
シュガードーナツはモチふわ食感だし、ケーキドーナツはしっとりホロホロ。
夏メニューのレモンケーキドーナツには、本気でハマりました。
先日行ったら、サツマイモのに変わってましたが、これも安定のおいしさ。
コーヒーとドーナツを頼んで、いやできればサンドイッチも頼んで、おやつ付きのランチを食べながらひたすら読書する…至福です。
推し活も習い事もやってない私の、お金の落としどころ、ここ!
ドーナツのチョコや油が、文庫本のページにちょこっと付いたりするのも、そんなにイヤじゃないのです。
読み返した時に見つけたら、ほほえましい気分にすらなる。
借りた本は持って行けないヤツです。
こんな具合に、ここしばらくはあくまでコーヒーと読書の供としての、ドーナツが主役じゃないドーナツ生活を送ってました。
でも『BRUTUS』を読んで、「専門店のを山盛り食べたい!!」気分が急上昇。
ショーケース眺めながら、選びに選んだ10個をボックスに詰めてもらうみたいなの、久しくやってないです。
涼しくなったら秋の服着て、ドーナツ買いに行きたいな♪