一昨日の午後、家族が出かけて一人の時間ができたので、「1コイン、500円以内で北千住散歩」してきました。
しばらく前から、あったかくなったら行こうと、楽しみに計画していたのです。
きっかけとなったのは、『図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?』という本。
この本に関する記事です
この本で、図鑑を使って生き物の名前を調べるコツを、少しばかり知ることができました。
これは、やってみるしかない!
荒川土手で雑草の名前を調べて遊ぶなど、たいして予算もかかるまい。
ついでに予算¥500以内とかでやってみよう。
1コイン散歩、いいかも。
「〇〇しばり」の遊びは楽しいです。
今回の1コインしばりには、
・家から持っていくもの(アイスコーヒーや文庫本など)はカウントしない
・交通費はカウントする
というゆるいルールを設けました。
13:30、いざ出発。往きは電車で。
北千住、宿場町通りを荒川土手に向けて進みます。
途中でおやつ調達。
足立区民御用達
到着。まずは、調べたい植物を物色します。
コイツにロックオン
全体の姿だけでなく、花(実?)や葉に寄った写真もたくさん撮りました。
激写の後は、川べりでくつろぐ人々を遠目に眺めつつ、少し離れたクローバーの草地に陣取りました。
調べる前に、腹ごしらえ。
ドンレミー しあわせスフレプリン 税込み¥163
水筒はフタがコップになるヤツ派
この時期、晴れるととにかく暑い河原。
わざわざアイスコーヒーを凍らせた氷を水筒に放り込み、「薄まらないアイスコーヒーを河原で味わうもんね」と、してやったりな気分でのこのこやって来ましたが・・・
涼しい。
午前中はじりじり照り付けていた太陽が、いつの間にやら雲に隠れて、シャツ1枚では肌寒いくらいです。
明らかにホットが正解でした。
・・・まぁ、予定通りにいかなかったことこそ、後々話のタネになるってもんです。
気を取り直して、軽く震えながらプリンとアイスコーヒーを美味しくいただきました。
おやつの供は、pha著『どこでもいいからどこかへ行きたい』
おやつの後は、ゴロリと横になって本の続きを読みたいところです。
でも、一人用のレジャーシートだと寸法が足りない。
さりとて、クローバーの上にダイレクトに寝そべるほど、大らかでナチュラルなおばさんではありません。
「次回は広いシートにしよう」と固く誓いつつ、いい加減名前調べを始めることにしました。
向かった先は、足立区中央図書館。
千住新橋の袂。土手から直接行けます。
家から古いポケット図鑑を持ってくるのも良いけれど、この場合図書館を利用しない手は無いでしょう。
ロックオンした植物の写真を撮りまくった所以です。
とりあえず、写真と図鑑を見比べよう。
北千住駅からそこそこ歩くので、「なんでもっと駅の近くに作らなかったんだろうね」と陰口を叩かれがちな足立区中央図書館。(私の周りでは)
ですが「目的地」ではなく、散歩途中の寄り道どころ、本も読める休憩所と考えると、俄然魅力的な立地に思えます。
さて。『図鑑を見ても~』によると、名前調べでは複数の図鑑を使うと良いのだそう。
ガイドブックのような、素人向けのザックリした図鑑と、少し詳しく多くの種が掲載されている図鑑。
教えの通りに図鑑を2冊選んで、閲覧台でスマホの画像と見比べながら作業開始。
使ったページを記念にコピーして持ち帰りました。
私がロックオンしたあの植物は、ナガバギシギシという外来植物みたいです。
在来種のギシギシとよく似ているようですが、実が赤く染まっているものがあったので(ギシギシは赤くはならないようです)、ナガバギシギシの方だろうと結論づけました。
実のなり方や形、葉の形など、図鑑に書かれている特徴をじっくり読みながら名前を調べるのは、案外面白かった!
今日から私は、あの植物をどこかで見かけた時、「おっ、ナガバギシギシだ」と思うわけです。
なんかいいです。
自分もこんな悠長な遊びを楽しめるようになったか。
老後感ハンパないな。
ていうか老後の楽しみ一個増えたな。
帰りは、図鑑のコピーと実物を見比べたりしながら、のんびり40分ほど歩いて帰宅。
かかった費用は、
・往きの電車代 ¥140
・プリン代 ¥163
・カラーコピー代 ¥100
しめて¥403。
悪くない1日でした。またやりたいです♪